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宗教改革

宗教改革

先にも述べましたが、キリスト教の歴史を語る上で、11世紀の東西教会の分裂と16世紀の宗教改革は大きな意味を持ちます。

皆さんも、世界史の授業でマルティン・ルターの名に赤い線を引いた経験をお持ちではないでしょうか。

マルティン・ルターの行った宗教改革を簡単にまとめると、当時のカトリック教会からの分裂ということになります。

当時、カトリック教会では、聖書の教えを都合の良いように解釈する教会や聖職者の絶対的な権力が問題になっていました。

民衆は戸惑いながらも、国をも動かしてしまう教会の絶対的な権力に従うしかありませんでした。

カトリックの司祭であったマルティン・ルターは、教会の権力をふりかざす宗教活動に異議を唱えます。

当時のカトリック教会の権力者たちは、信者の罪の意識に漬け込んで、贖宥状を販売し、贖宥状をお金で買うことで罪が軽減されると宣伝していました。

司祭として信者たちの告解(懺悔)を聞いていたルターは、一般大衆の中にも罪の意識と罪を軽減したいというひたむきな祈りの心があることを知っていました。

この祈りの心無しに、お金で罪を償うことが出来るという考え方に違和感を覚えたのです。

ルターの訴えは、カトリック教会の権力者から無視されたどころか、権力者たちはルターの存在自体を疎ましく思うようになり、ルターをカトリック教会から破門してしまうのです。

カトリック教会から破門されてしまったルターは、聖書の教えこそキリスト教の根本であると説き、カトリック教会に不満を持つ民衆から支持されて、ルター派という新しいキリスト教の教派を作り上げたのです。

これがプロテスタントです。

ルターは宗教改革の間にも熱心に聖書の翻訳を続けました。

当時の聖書はラテン語で記されており、聖職者以外の一般市民には理解できる内容ではありませんでした。

ルターは、ラテン語をドイツ語に翻訳することで、聖書を一般市民の手に取り戻すことにも尽力したのです。

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